旭光通商株式会社 取締役
山西 幸男
光学技術製品の国際貿易におけるリーディングエキスパートとして、多くの日本企業の海外市場への進出をサポートしてきました。光安全性リスク評価の分野においても深い知識を有し、製品の国際基準適合性を確保するためのコンサルティングサービスを提供しています。
製品を市場に投入する際、安全性を証明する「PSEマーク」と「CEマーク」は欠かせない要素です。PSEマークは日本国内で電気用品の安全性を担保する認証制度であり、CEマークはEU域内への製品流通に必須の適合マーク。両者は対象地域や適用法令、取得プロセスが大きく異なります。本記事では、PSEマークとCEマークの基本概要から、取得手順、必要書類、コスト・期間比較、よくある落とし穴とその対策までを400字程度でわかりやすく整理。国内販売とEU輸出の両方を視野に入れた認証計画を立てるためのポイントを完全解説します。
この記事の監修
旭光通商株式会社 取締役
山西 幸男
光学技術製品の国際貿易におけるリーディングエキスパートとして、多くの日本企業の海外市場への進出をサポートしてきました。光安全性リスク評価の分野においても深い知識を有し、製品の国際基準適合性を確保するためのコンサルティングサービスを提供しています。
目次
製品を市場に流通させる際、安全性を証明するための代表的なマークが「PSEマーク」と「CEマーク」です。
電気用品安全法に定められた「特定電気用品」と「非特定電気用品」
期間:目安として2~3ヶ月
費用:試験機関により異なるが、約30~50万円程度
期間:自己宣言製品で1~2ヶ月、NB利用製品で3~4ヶ月
費用:自己宣言は数万円、NB利用は20万~100万円以上
| 項目 | PSEマーク | CEマーク(自己宣言) | CEマーク(NB利用) |
|---|---|---|---|
| 対象地域 | 日本国内 | EU域内 | EU域内 |
| 適用法令・指令 | 電気用品安全法 | LVD, EMC等 | LVD, EMC等+NB指定指令 |
| 必要書類 | 設計仕様書、試験成績書、申請書類 | Technical File、自己宣言書 | Technical File、NB試験報告書 |
| 認証機関 | 指定試験機関 | 自社(自己適合宣言) | ノーティファイドボディ(NB) |
| 取得期間 | 2~3ヶ月 | 1~2ヶ月 | 3~4ヶ月 |
| 費用目安 | 30~50万円 | 数万円 | 20万~100万円以上 |
| 保管義務 | 5年間 | 10年間 | 10年間 |
| 表示要件 | PSEマーク+登録番号 | CEマーク | CEマーク+NB番号 |
1. 国内販売のみ → PSEマーク取得
2. EU輸出のみ → CEマーク(自己宣言またはNB利用)
3. 国内+EU両方 → まずPSE取得後、CEマーク取得
両マーク取得は手間とコストがかかりますが、正しいプロセスを理解し、事前準備を徹底することでスムーズに取得できます。製品の市場展開に合わせ、最適な認証計画を立てましょう。
Q: PSEマークとCEマークの最大の違いは何ですか?
A: PSEマークは日本の電気用品安全法に基づく制度で日本国内市場向け、CEマークはEUの適合性評価制度で欧州市場向けです。根拠法・評価方法・対象製品・有効地域がそれぞれ異なります。両市場で販売する場合は両方の取得が必要です。
Q: CEマークは日本国内での販売に必要ですか?
A: 日本国内のみで販売する場合、CEマークは不要です。ただし日本では電気用品安全法の対象製品についてPSEマークの取得・表示が義務付けられています。CEマークが必要なのはEU域内に製品を流通させる場合です。
Q: PSEとCEの取得にはそれぞれどのくらいの期間がかかりますか?
A: PSEマーク(特定電気用品)は登録検査機関による試験・届出が必要で、概ね2〜6か月程度が目安とされています。CEマークは製品カテゴリや適合モジュールによって異なりますが、試験・技術文書作成・DoC発行を含めて3〜9か月程度が一般的です。いずれも製品の準備状況により変動します。
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